テレビCMでよく見かける『信用取引』とは?

信用取引って一体どんなものなの?

昨今、NISAと呼ばれる少額非課税投資制度が始まったことで、よく『信用取引』という言葉をテレビのCMなどで聞くようになりました。 一方で、証券取引に縁遠い人からすれば、信用取引と言われてもどのような取引なのか皆目見当が付かないことでしょう。簡単に言えば、信用取引とは証券取引所や証券会社から資金や株を借り、それを株式市場で運用して利益を得る取引手法のことです。資金や株を借りるためには、『委託証拠金』と呼ばれる保証金が必要になります。そのため、「お金はあるんだから、わざわざ借りてまでする必要は無いのではないか」と疑問に思う人もいるはずです。しかし、信用取引では一般的な現物取引では実現できないような株式運用ができるようになるため、大変利便性が高いという特徴があります。

信用取引でできるようになる株式運用とは?

まず信用取引によって、現物取引以上の規模の株式運用が行えるようになりますが、信用取引の利便性はそれだけの留まりません。 証券会社などから株を借り、それを株式市場に売却することで、売りから取引を開始することができます。これは一般的に『信用売り』や『空売り』などと呼ばれますが、株価が下落して安くなった時に買い戻して株を返済することで、その差額分を利益とすることができます。即ち、株価が下落する時でも儲けを出すことができるようになるわけです。 この空売りの性質を利用して現物取引と絡めて運用することで、例えば状況的に売ることができない株を利益確定したり、株主優待権を実質無料で手に入れるなど、株式運用に多様性を生み出すことができるようになります。